このページでは、運送業でDX(デジタル化)を進める際に気をつけたい、スマホやタブレットの「バッテリー問題」について分かりやすく解説します。電池切れ対策や、バッテリー劣化の仕組み、もしもの時の発火リスクを防ぐための具体的な方法をまとめました。
運送業のデジタル化でよくあるバッテリーの悩み
1.業務アプリによる急激な電池の減り
スマホやタブレットの充電が切れてしまうと、せっかくのシステムも使えなくなってしまいます。
特に運送業では、GPSで常に位置情報を取得したり、クラウドとこまめに通信したりするため、普段の生活で使うよりもあっという間にバッテリーが減ってしまうことが多いのです。また、外で画面を明るくして使うことも、電池の消費を早める原因になります。
2.毎日の充電や車内の暑さによるバッテリー劣化
きちんと充電しているつもりでも、「バッテリーそのもの」が劣化していると、画面上は100%でも実際はすぐに電池が切れてしまいます。
スマホのバッテリー(リチウムイオン電池)は、大体500回ほど充電すると寿命が近づくと言われています。さらに、夏の暑い車内に置きっぱなしにしたり、電池が空っぽのまま放置したりすると、劣化がさらに進んでしまうので注意が必要です。
3.落とした時の衝撃による発火トラブル
スマホのバッテリーは、強い衝撃にとても弱いという特徴があります。作業中にうっかり落としたり、強くぶつけたりしてバッテリーの内部が傷つくと、ショートして異常発熱や発火を起こす危険があります。
見た目ではダメージが分かりにくいため、強い衝撃を受けた端末は無理に使わず、安全のために使用を控えることが大切です。
安心してシステムを使うための予防と対策
1.業務用のしっかりした車載充電器を用意する
まずは全車両でしっかり充電できる環境を整えることが基本です。ただの市販品ではなく、業務用のアプリを動かしながらでも十分に充電できるパワーの大きなシガーチャージャーや、車の揺れでも抜けにくい丈夫なケーブルを選ぶと安心です。
2.バッテリーの状態を管理して、早めに交換する
バッテリーを長持ちさせるには、「100%のまま充電し続けない」「充電しながら重い作業をしない」といった工夫が大切です。また、専用の管理ツールなどを活用すれば、各端末のバッテリーがどれくらい消耗しているかを本部でチェックできるため、完全に寿命が来る前に新しいものへ交換することができます。
3.通信量を抑えられるアプリを活用する
常にインターネットに繋ぎっぱなしだと電池を大きく消費します。そこで、電波がない場所でも使えて、あとでまとめてデータを送信できるような「オフライン対応」のアプリを選ぶのも、バッテリーを長持ちさせる賢い方法です。
4.丈夫なケースで落下や衝撃から守る
万が一落としてしまった時に備えて、衝撃に強い頑丈なケースやガラスフィルムをあらかじめ着けておくことも重要です。また、「腰の高さから落としたら、見た目が綺麗でも管理者に報告する」といったルールを作っておくと、思わぬ事故を防ぐことができます。
5.「もしも」の時のためのアナログ手順を準備する
どれだけ対策をしていても、機械である以上トラブルは起こり得ます。突然の電池切れや通信障害などでシステムが動かなくなった時に現場が慌てないよう、あらかじめ紙や電話を使った「アナログな対応マニュアル」を準備しておくことが、安定して業務を続けるための最後の砦になります。
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